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月刊ぷらざ|小城市の精神科|こころと発達の《ひまわりクリニック》

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心の病は早めの相談が大切。佐賀市鍋島に ひまわりクリニックが4月8日開院!!

院長

不安やストレスなど心の不調を抱える方が増えています。一人で悩まず、相談してみませんか?「精神科に行くのは抵抗がある」という人がいますが、実は早めの治療こそが大切なのです。多くの人が抱えている不調と対処法について、新規開院する精神科・心療内科「ひまわりクリニック」院長の野上 耕二郎さんに伺いました。

院長 野上 耕二郎

まずは悩みを打ち明けて安心して来院してほしい

うつ病や不安神経症を患う人が増えている背景を伺いました。
「新型コロナウイルス感染症の影響で社会が大きく変化しています。不況によって失業した・生活の変化で不安やストレスが増大した・育児の負担が増大したなど、心の不調につながる要因があげられます。本人または家族の在宅勤務や、外出しにくくなったことが不調につながるケースもあります。仕事が忙しい子育て世代は特に心配です。「当クリニックは周産期うつ、DVや虐待によるPTSD、様々な依存症など、人生のあらゆる場面で発生する不調に対応します」と話す野上院長。

うつ病かな?と思ったらどうすればよいのでしょうか。
「うつ病に限らず、心の不調は早期治療が大切です。うつ病は誰でもかかる可能性があるので心の風邪と呼ばれますが、風邪のようにすぐに治るわけではありません。長期間たまった疲れからくる不調を、治療によって少しずつ快方に向かわせます。あまり緊張せず、悩みをフランクに語っていただきたいです。悩みを吐き出すことでストレスが小さくなっていきます。服薬を始めてすぐに“良くなってきました”とおっしゃることがありますが、気長に病気と向き合っていくことが大切です。治療を続けることで改善するので、ご安心ください。不調に悩む人をサポートする”心のかかりつけ医”でありたいと願っています」。

精神科・心療内科は“行きづらい場所”、“縁遠い場所”というイメージを持ちがちですが、決してそうではないのですね。

小さな違和感を放置せず認知症の検査を

認知症についても相談できます。
「うつ病や不安神経症と同じように、認知症も悪化する前の受診を呼びかけています。コロナ禍の影響を大きく受けているのが高齢者です。活動が制限され、喋らない・動かない、消極的な生活を余儀なくされています。このような状況下で、認知症が発症したり悪化したりするケースが多いのです」。

どのような症状があれば受診したほうがよいのでしょうか。
「たとえば、日付を忘れる・約束を守らなくなる・会話についていけないなどの症状です。徘徊や暴力などの深刻な症状が出てからでは治療が難しくなりますし、ご家族も辛い思いをされます。認知症になったご本人はなかなか認めたがらないものですが、気になる症状が出てきたらためらわず受診してください。健康寿命を伸ばすお手伝いをいたします」。

発達障害、グレーゾーン不安は抱え込まず相談を

クリニックが力を入れているのが発達障害のあるお子さんの相談です。発達障害の症例は以下のようなものがあります。

  • ASD…言葉が遅い、コミュニケーションが苦手、こだわりが強い
  • ADHD…もの忘れが多い・上の空に見える/多動で離席しがち・けんかが多い
  • LD…文字が読めない・書けない、計算できない

「園や学校でうまく馴染めない・学習に困難があるなど、お子さんの発達に不安を感じつつも、家庭で抱え込まれているケースが非常に多いのです。まずはお話をじっくり伺って困りごとを正確に把握します。

そして検査を通してお子さんの特性を把握した上で、お子さんとの関わり方や、お子さんの過ごす環境をどう整えていけばいいかを提案していきます。お母さん・お父さんがほっとできるような子育てを実現したいと考えています」。

先に挙げた症例に該当しなくても、気になることがあれば相談してほしいといいます。
「市町の1歳6か月健診・3歳6か月健診等とも連携し、グレーゾーンの相談も受け付けていきます。適切な対処で子どもが過ごしやすい環境づくり、子どもを輝かせる子育てをサポートするのが私たちの願いです」。

スタッフは精神科の勤務経験の長い人、発達障害を理解している人が揃っているとのことなので、心強いですね。

漢方薬と西洋医学で少しずつ快方に。
医療機関との連携も鍵

治療の概要を伺いました。
「当クリニックは西洋医学に加えて漢方薬を用います。精神を安定させ、睡眠の改善などに効果を発揮します。多職種で患者さんを支えるのもクリニックの方針です。公認心理師・保健師・看護師・保育士など協力して、患者さんに最適な治療を進めていきます。また、佐賀大学医学部附属病院・肥前精神医療センター・佐賀整肢学園など、高度な医療を提供する機関とも連携します。例えば、検査の結果、認知症の疑いがあるかたで、脳内の血流を調べる必要がある場合はこれらの医療機関で画像検査をお願いするという具合です。連携を通じて患者さんのあらゆる症状に対応していきます」。

ひまわりクリニックは県内各地から通いやすい小城市三日月町に1年ほど後に移転する予定です。早期治療のために、まずは鍋島のクリニックを訪ねて、悩みを話してみませんか。ご予約は電話またはホームページの予約システムから可能です。

取材/宮地 秀一(月刊ぷらざ2021年4月号より)

コロナ禍において、家庭や仕事のストレス、環境の変化がもたらす心身の不安は、早めの対処が大切です。
お気軽にご相談にお越しください。
ひまわりクリニックが4月8日オープン!
プライバシーに配慮した待合室
発達障害のあるお子さんは問診で、まずはお話をじっくり伺ってお悩みを正確に把握します。
認知症や発達障害に関しては、ご本人様はもとより、
ご家族の方からも詳しく症状をお聞きしています。
駐車場は建物の北側4台
佐賀大学医学部から南へ1つ目の交差点
茶色建物1Fがひまわりクリニック
駐車場の見取り図
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