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認知症とその他

Dementia and other

認知症とその他|小城市の精神科|こころと発達の《ひまわりクリニック》

認知症とその他

Dementia and other

このような症状がありますか?

  • イライラしてしまう
  • 誰もいないのに人が見える
  • 食べ過ぎてしまう
  • 特定の場所、乗り物が嫌い
  • 息が苦しくなる
  • 手洗いが多い
  • 鍵をかけたか気になる
  • 見張られている感じがする
  • 現実とは違うことを信じている
  • 誰もいないのに声がする
  • お酒を止められない
  • ギャンブルを止められない

症状1つだけで疾患が分かるわけではありませんので、疾患説明の文もお読みいただき、当てはまると思われるときは受診してください。

認知症

徐々に悪化する物忘れが続く場合は、認知症の可能性があります。物忘れの症状に加えて、暴言、暴力、徘徊、眠れない、食欲がない、やる気がわかないなどの症状が出現することもあります。
65歳以上で認知症の方は、およそ6人に1人と推計され、超高齢社会を迎えた日本で認知症の方はさらに増加傾向です。認知症は①物忘れや物盗られ妄想などを主な症状とするアルツハイマー型認知症、②小人が見えるなどの幻視を主な症状とするレビー小体型認知症、③脳梗塞などをきっかけに発症する脳血管性認知症などに分類されます。早期発見と早期治療が大切です。
当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事などを伺います。その上で、認知症がどのようなものかを丁寧に説明し、ひとりひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行なっていきます。

代表的な症状

  • 昔のことはよく覚えているが、最近のことは忘れる
  • 物忘れが徐々に悪化している
  • よく道に迷うようになった
  • 財布を盗まれたと騒ぐ
  • 小人がベッドの上で遊んでいる
  • 怒りっぽくなった
  • 近所を徘徊するようになった

依存症

依存する対象によりいろいろな依存症があります。対象は以下に示したお酒やギャンブルだけでなく、睡眠薬などの薬、大麻などの違法物質、たばこなどがあります。

アルコール依存症

お酒を減らしたい、でもなかなか減らせない、という方のために、当院では飲酒量を減らすことを目的とした外来治療を行っています。
外来治療では、まずこれまでの飲酒習慣のふり返りを行います。そして日々の飲酒量の記録をつけつつ、我慢せずに飲酒量が減らせる内服薬の紹介を行っています。
お酒を減らすことで、

  1. 体への負担が減る(血液検査が良くなる)
  2. かえって、よく眠れる
  3. 忘れ物が減る
  4. 家事・仕事のパフォーマンスが上がる
  5. お金の節約にもなる

など、さまざまな効果が期待できます。
まずは下記のサイトから、あなたのお酒の飲み過ぎ度合いをチェックしてみましょう。

あなたの、より健康的で豊かな生活のために、ぜひご相談ください。

ギャンブル等依存症

ギャンブルをやめたくても止められない、生活や仕事、周囲の人との関係に支障が出ている場合は、ギャンブル等依存症かもしれません。

当院では、ギャンブル等依存症のご本人、ご家族からの相談を受けつけています。ギャンブル問題は多重債務をはじめ、医療の力だけでは解決できない場合もあります。そのため当院では、自助グループや家族の会などの関係機関の紹介も行っています。

その他

当院ではここに記載している疾患も治療を行っています。

強迫性障害

「強迫観念」と「強迫行為」により生活に大きな支障をきたす疾患です。
簡単に説明をすると「強迫観念」とは自分でもおかしいと思っている考えで、「強迫行為」はその考えを打ち消すために行う過剰な行為です。

なぜか自宅の物を汚いと考えるようになり、それらを触ると手洗いを止めれないというお子さんが当院にもいらっしゃいました。一緒にご本人の考え方をまず整理し、特に何が苦手であるかを突き止めました。その後はご両親と一緒に対応方法を検討し、考え方を変えたり、苦手な物に慣れたりすることで症状を治していくことができることをご本人に理解してもらいました。当院でこのような方法(認知行動療法)を簡単に行い、慣れたご自宅でも実際にも行ってもらったところ、ご本人の頑張りとご両親の対応が素晴らしく、数回の訓練でかなり不安が減り、日常生活も送りやすくなっています。現在も当院受診を継続してもらい、悪化予防に努めてもらっています。

このような認知行動療法が行えない、またはもう少し年齢が上で服用が可能なお子さんには副作用を説明の上、薬での対応も行ったところ改善が見られました。

抜毛症

頭髪やまつ毛などを反復的に抜いてしまう、女性に圧倒的に多い病気です。
小学校低学年のお子さんの場合は、お友達のその子に対する乱暴な言動が問題であったようで、その事実をご両親にお伝えしたところ、早速ご両親が学校と相談されました。その後は、学校側の対応のおかげで、お友達の言動も改善され、それに伴いご本人の抜毛行為は治まりました。現在は近くの皮膚科で頭髪が抜けた部分の治療を行ってもらっています。お子さんの場合は、親に心配をかけたくないと直接ご両親に原因を言わない場合が多いので、まずはお子さんと一緒に当方が原因を考えることを治療の第一歩としています。  

中学生の方の事例では、少量の薬による治療を開始しました。その後抜毛は減り、部屋の中に髪の毛が大量に散乱することは無くなったとご本人も喜んでいます。原因もわからず、本人が止めたいと思っても抜毛を止めれない場合はご本人・ご家族と相談の上、薬物治療を開始します。副作用を説明し、できるだけ少量からの開始で効果を見ながら増量を行います。

おねしょ(夜尿症)

昼間のおもらし(昼間遺尿症)も含めると、おねしょは5歳児で5~10%、10歳時でも3~5%と存在し、実は多い疾患なのです。

おもらしをした後には怒らないことが原則です。当方では不安の原因を聞きだすことでその原因除去にまず努めます。また、漢方を処方して著効したお子さんも多いです。
それでも改善しない場合は、おもらしをしなかった日の朝の尿量の確認などを行ってもらい、尿量が少ない場合は膀胱の問題など身体的な疾患の可能性もありますので、小児科などでの受診をお勧めしています。もちろん先に小児科等で検査をしてもらってから当院受診の順番でも構いません。精神科は基本、身体面での問題が無い場合にようやく対応する科だと考えております。

日本夜尿症学会のガイドラインでは夜尿アラーム療法が第一選択として推奨されています。しかし、すぐ改善することは少なく、ある程度気長にお考えいただくことも重要と思います。

昼間のおもらし(昼間遺尿症)の場合は、ADHDのために、なかなか遊びを切り上げられない場合もあります。このため、発達の検査も行う場合があります。

夢遊病(睡眠時遊行症)

有名なスイスの山の少女(私が小さいころにTVでアニメが放送されていました)もかかった病気です。彼女もそうでしたが、なにかしらのストレスが原因とも考えられています。深いノンレム睡眠時に出現しやすく、寝付いた前半に起きやすいため、まだ起きている大人が気付くことが多いです。深い睡眠状態にありながら、慣れた場所であれば目の前の障害物を避けたりすることもあります。しかし転倒のリスクなどによるケガが起きやすく、このため家族が起こそうとすると、かえって暴れたりすることもあります。

当院での事例では、ストレスの原因をお子さんと一緒に探ったり、漢方等で睡眠の質を改善することにより歩き回る症状が無くなりました。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)

いろいろな媒体で取り上げられることが多く、かなり有名な疾患になっています。
大きな事故や事件の後、①突然その心的な外傷体験がまざまざとよみがえり(フラッシュバック)、②関連する場所や出来事を避ける、③自分が悪いんだなどのネガティブな思考、④睡眠障害などを起こすイライラ等、これらの4つの症状が1か月以上見られる場合にこの診断になります。1か月以内であれば、急性ストレス障害という診断が適切になります。自然災害よりも人的な事件の後の方がPTSDになりやすいと言われています。

当院では、漢方による不安解消、抗うつ薬による治療を行っています。
心的な外傷体験後の早期介入法としては、PFA(Psychological First Aid:心理的応急処置)が有効と言われています。佐賀県での豪雨被害時にも公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが佐賀県と共同でPFAの講習を行っております。ちなみに当方もこの時に講師として講演をしております。

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